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イツモトナリデ

イツモトナリデ 5

滋の部屋を出たのは、いつもよりも1時間も早い21時を過ぎた頃だった。 ビールと梅酒をがぶ飲みした牧野は、案の定酔っ払い、かろうじて起きてはいるが足元はふらふら状態。それでも電車で帰ると言って聞かないこいつを、俺は無理やりタクシーに詰...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 4

二階堂先輩と食事をした翌日、昼休憩の時にあたしのデスクに滋さんがやってきた。 「つくし、お疲れ〜。」 「あれ、滋さん。お昼は?」 「急いで食べて来たわ。」そう言ってあたしの隣に立つと、 「昨日はどうだった?」と、声...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 3

今日は、1ヶ月ぶりに二階堂先輩と食事の約束をしている。朝からソワソワと落ち着かない。普段はしないアイライナーも薄く入れて、透明のマニキュアも塗った。 少しの変化でも見逃さない同じ課の紗英さんが、今日は日帰りの出張で助かった。彼女がい...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 2

いつも昼食は自作の簡単なお弁当だけど、今日は寝坊をして作る時間がなかった。だから、久々に社食で豪華なランチを食べようか…。 ウキウキしながら最上階のお洒落なランチスペースに行くと、1番奥の席に道明寺と滋さんが座っているのが見えた。 ...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 1

パソコンと睨めっこをしながら残業2時間。カチカチに凝った肩と背中。それをほぐすように両手を上げて伸びをしていると、デスクの上の携帯が赤く点灯した。 画面を開くと、「まだ仕事中?先にお酒呑んでるわよ。」と、親友からのメール。 「...
My teacher

My teacher 37 (最終話)

半年後。 俺は日本に戻って来ていた。義兄にNY支社を任せる事にして、最近の俺はババァの下で事務仕事や書類作成をして働いている。 「一つ聞いてもらいたいことがある。」半年前にババァにそう言った俺。その内容にババァは俯いてしばらく...
小話

小話 (桜子の想い)

あたしにはここ3年ほど、彼氏がいない。いや、彼氏どころか好きな人さえ出来ない。それは確実に、目の前に座る彼のせい。 大学のカフェテリア。講義の合間にコーヒーブレイクに来た私は久しぶりにここで彼を見た。去年ここを卒業したはずの彼が、こ...
My teacher

My teacher 36

しばらくして、ババァから義兄が道明寺HDに戻ってくると聞かされた。義兄にとって、やりたい仕事はきっとそこにあったんだろう。 義兄が仕事に戻ってくるとなると、業務体制も変わってくる。今まで俺がやっていた仕事を義兄に任せて俺は日本に帰る...
セカンドミッション

セカンドミッション おまけ

西田のヤロー!タイミングがわりぃーんだよっ。 せっかく晴れて牧野と夫婦だとわかり、6年ぶりに一緒に暮らすため動き出そうとしてた俺に、「明日から二週間の出張です。」そう告げてきた鉄の男、西田。 「あ?ふざけんなっ。」 「ふ...
My teacher

My teacher 35

バレーの試合が終わり家に着いたのは6時を過ぎていた。一日中声を出して身体を動かしていたから、もうヘトヘトだ。帰り道に寄ったお弁当屋さんで買った夕食を食べ、お風呂に入り、9時にはベッドの上にゴロンと横になる。 目を閉じたら10秒で寝む...
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