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イツモトナリデ

イツモトナリデ 15

週末が明けた月曜日。部屋で出勤の身支度をしながら、あの夜の電話を思い出す。 夜中にかかってきた道明寺からの電話。「おまえが好きだ。男として俺を見て欲しい。」そう言った後、黙るあたしに、 「月曜の朝、東京に戻るから。」とだけ言っ...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 9

「今どこにいる。」 「大学の図書館にいるけど……」 その先を聞き終わる前に俺は図書館に向かっていた。 図書館のいつもの場所で勉強に励む勤勉女の姿。俺は側まで近付くと、無言で向かい側の席に座る。俺の気配に気付いたのか、顔を...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 14

二階堂を殴った俺の拳がジンジンと熱い。その証拠に、二階堂の唇の端が赤く血で染まった。相手の男が心配して二階堂に駆け寄り、切れた唇に触れる。 それを見て、俺はまた怒りが込み上げて来た。もう一度、二階堂の首元を掴むと、激しく壁に押し付け...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 13

牧野を諦め切れないなら、正面からぶつかって行く。そう決めた俺は、次の日から早速行動に出る事にした。 牧野の通勤時間に合わせて出勤し、まずはエレベーターに一緒に乗り込む。仕事中も出来るだけ牧野と遭遇するルートを通る。欲しくもないコーヒ...
目次

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ストーリーの簡単な紹介です。お気に入りの司を見つけてくださいね。 サイドバーから各ストーリーへお入りください。 ⭐︎MY teacher⭐︎教師という職業を選んだ司。同じく教師のつくし。女子...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 8

年末年始は毎年のようにNYで過ごし、ババァに連れ回されて、この時期だけは大人しく挨拶回りに明け暮れる。そうすることで、後からの嫌味が格段に減るから、ひたすら我慢することにしている。 今日でNYに来て2週間。いつものように、日本時間の...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 12

帰宅して、リビングのソファに腰を下ろしたあたしは、ゆっくりと自分の髪から白いハンカチを抜き取る。そして、それをしばらく見つめた後、頭を抱えて「あ゛ーーーー。」と、1人叫んでいた。 久々に道明寺に会った。今まで何年もずっと側にいたのに...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 11

牧野と距離を置くようにしてから3ヶ月。俺の気持ちに整理がつき始めたある日の夕方、仕事中の俺の携帯が鳴った。 滋からのグループLINE。「熱が出て早退したから、今日は2人で看病に来る事!」と、病人からの命令。 そういえば、昨日会...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 7

結局、クリスマスも予定通りバイトに明け暮れた。そして、あっという間に今年も残すところわずか。 今日はあたしの誕生日。例外なく、夜の10時を回った今も厨房でクロワッサンの仕込みをしている。 「牧野さん、時間だよ。」 「はー...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 10

『負けるってわかってる戦に挑もうとしてる俺はバカだよな。でも、あいつが幸せなら、俺は戦を諦めようと思ってる大バカだ。』 俺が滋に言った言葉。どうやら、俺は大バカになる事に決めたらしい。 牧野が二階堂と付き合うようになった。一度...
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