スポンサーリンク
不埒な彼氏

不埒な彼氏 6

一ヶ月ぶりに優紀と待ち合わせて買い物に来た。どこもクリスマス一色。 久しぶりに会う優紀は幸せモード全開で、見てるあたしまで嬉しくなるほど。 買い物が一段落してカフェでお茶をしていると、優紀の携帯に短い着信音。 「なになに...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 9

翌日、仕事が終わると会社の前からタクシーに乗りこんだ。行き先は、先輩と待ち合わせをしているお店へ。 30分ほどでそのお店の前に着いたあたしは、その店構えに圧倒される。和食の美味しいお店…と先輩は言っていたから小さな和食処を想像してい...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 5

お姉さんと別れて、バイト先まで10分の距離を道明寺と並んで歩く。 今までも何度もこうして並んで歩いたけれど、今日がたぶん一番嬉しくて、そして、一番切ないかもしれない。 「おまえさ、最近バイトの量増やしてねぇ?」 「え?…...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 4

「つくしちゃ~ん。」 「お姉さんっ。」 電話の向こうの声はいつものようにハイテンションな道明寺のお姉さん。 「明日、時間あるかしら?」 「あたし、夜はバイトなんですけど、その前なら。」 「じゃあ、夕方待ち合わ...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 8

パーティーの翌日、自宅のマンションで出勤支度をしていると、メールの着信音が響いた。 滋からだ。朝からなんだ?と開いてみると、「ちょっと、これ何よ。」という文と共に複数の画像が送られてきた。 それを見た俺の眉間に深い皺が入る。一...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 3

同じキャンパスで過ごしていれば、特別な約束なんてしなくても会おうと思えば会える。 実際、あたしと道明寺もほぼ毎日、顔だけは合わせている。けど、それは『合わせている』というだけで、『会っている』わけではない。 学年も違う、学部も...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 2

朝からぶっ通しで3講義受けたあと、来週のテストに向けて大学の図書館で勉強中のあたしの耳に、聞き慣れた女子たちの歓喜の声が聞こえてきた。 顔を上げなくても分かる。その歓喜の声が誰に向けて発せられてるかなんて。 案の定、数分もしな...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 1

「司、」 「あ?」 「あそこにいるの、牧野じゃね?」 総二郎の指差す先には大学のカフェテリア。その入り口に、壁に背中を預けながら本を読んでいる牧野の姿。 それを見た瞬間、俺は呟いていた。「やべぇ、忘れてた。」 ...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 7

10日後。 ババァに連れられて、関連会社が集まるパーティーに出席していた。 会場に入って1時間ほどで俺の手元には交換した大量の名刺が積み上がっている。それを西田に渡しながら、「少し休憩してくる。」と言って会場を出ようとした俺の...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 6

金曜日、あたしは一泊用の着替えが入った鞄を持って家を出た。 大阪行きの新幹線は、18時台の1番早いものを予約した。定時で仕事を終わらせて駅まで急げば、大阪に21時には到着する。 駅からタクシーに乗り、先輩が泊まっているホテルで...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました