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イツモトナリデ

イツモトナリデ 21

滋が会社を休んでいる。その情報は西田からもたらされた。 2日休暇を取ったあと会社に電話があり、「体調が優れないので、もう数日休ませて欲しい。」と、滋本人から連絡があったそうだ。 それを聞いて俺はすぐに滋に電話をしたが、丸一日応...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 20

滋さんと道明寺が帰ってから二時間後、あたしの携帯が鳴った。てっきり「後で電話する。」と言っていた道明寺からだと思ったのに、画面には滋さんの文字 「もしもし。」 「つくし〜、さっきはお邪魔虫でごめんね〜。」 相変わらず滋さ...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 33

3年後:: 会社に入って半年の僕には面倒見のいい先輩がいる。その先輩のおかげで、右も左も分からない新入社員の僕もなんとか大企業の荒波に揉まれながら奮闘している毎日。 「香田くん、書類出来た?」 「あっ、はい、なんとか。で...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 32

道明寺HDの入社試験はさすが世界に通用する大企業だけあって、他のどの会社よりも厳しいものだった。 面接のグループディスカッションでは、専門的用語が飛び交って付いていくのにやっとだったけれど、でも今あたしが持っている出来る限りの力を出...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 19

滋の勘の鋭さには敵わねぇ。結局、俺が牧野の部屋にいることはあっという間にバレて、「どういう事か説明してもらうわよ。」と、ニヤニヤ顔のこいつにリビングに座らせられた。 この部屋で俺たち3人が揃うのは初めてだ。牧野が熱いお茶を淹れてリビ...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 31

道明寺のお母さんの書斎を出ると、廊下の先にタマさんが心配げにこっちを見て立っていた。 トボトボと近付くと、「大丈夫かい?」と、あたしの肩を撫でてくれる。 「はい、大丈夫です。はぁーーーー、緊張したっ。」やっと極度の緊張から解放...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 18

「おまえの部屋に行くぞ。」 道明寺にそう言われ、しっかりと手を繋がれながらマンションへと入っていく。そして、部屋に入った途端、あたしの身体は玄関の壁に追い詰められた。 「…ど、みょうじ?」 「ようやく誰にも邪魔されねーな...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 30

このご時世、就職はそう簡単に決まるものじゃない。いくつかの企業に履歴書を出し、今のところ四社の筆記試験を受けた。そして、そのうち一社は不合格。二社は面接まで進み結果待ち。そして、残り一社は道明寺HD。 一次面接は通過したとこの間書類...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 17

「あたし、道明寺の事、もう友達として見られない。」 あたしが言ったその言葉に、道明寺は「牧野…」と呟いた、その時だった。 急に鞄の中から携帯の着信音が鳴り響く。静かな公園では、やけにその音が大きく感じて慌てて携帯を取り出したあ...
不埒な彼氏

不埒な彼氏 29

司法書士。 牧野が合格した。弁護士を目指してたはずなのに、いつの間にか司法書士の試験に2年連続で挑戦していたらしい。 合格したと聞いて素直に喜んで、素直におめでとうと伝えた。だけど、牧野の夢は弁護士であり、それは今も変わってい...
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