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出来ない女と、しない男

出来ない女と、しない男 4

5回目。これで5回目だ。 「おう。」 「お疲れ様です。」 「…………。」 「…………。」 大河原邸で帰国パーティーをしてから今日で2週間、いつものエレベーターでまたこいつと会った。 パーティーでは不穏な...
出来ない女と、しない男

出来ない女と、しない男 3

日本支社の専務に就任して1ヶ月。正確にいうと準備期間を含めると3ヶ月。その間、この目の前の女と会ったのは4回。そのどれもが、あの『エレベーター』だった。 もともと職業柄、一度会ったやつの顔は忘れない。でも、この女は……特別だった。 ...
出来ない女と、しない男

出来ない女と、しない男 2

あたしの職場は日本を代表する大財閥、その名も道明寺HD。日本とNYを拠点に世界でその名を知られた大会社の日本支社、25階にこじんまりとオフィスがある。 オフィスには先輩栄養士が3人と、一番下っ端のあたしを合わせて全部で4人。すべて女...
出来ない女と、しない男

出来ない女と、しない男 1

お昼の休憩でごった返していた社食も、やっと幾分静けさを取り戻した頃、あたしはいつものように一番奥の一番目につかない、一番すいているエレベーターで自分のオフィスへと戻ろうと↑ボタンを押した。 ゆっくりとエレベーターが下から上ってくる。...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 33(最終話)

半年後…… 「ねぇ、招待状、持った?」 マンションを出て道明寺の車に乗り込むところで、もう一度忘れ物がないかをチェックするあたしに、 「ああ、おまえの分も持ったぞ。」と、ハガキサイズの2枚の招待状をヒラヒラとみせる道明寺...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 32

大河原滋さんの婚約パーティーが開かれたその日の夜、私は書斎に息子を呼び出した。 「なんだよ。」相変わらず、会社以外では横柄な態度の司に、私はソファを指差して座れと合図する。 そして、私も正面に座り手帳を開きながら言った。「今月...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 31

1ヶ月後…今日は都内にあるホテルのガーデンを貸し切って、大河原家の婚約披露パーティーが開かれている。 道明寺家と引けを取らない大財閥なだけあり、各界からの大御所が勢揃いし豪華な宴だ。 大河原家のご令嬢である滋さん。モデル並みの...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 30

俺の暴露の一件以来、職場は大騒ぎとなった。それから2週間。信じられない…という驚きから、やっぱり……というため息へと同僚の目が変わり始めている。 それには、滋が有る事無い事、いや全部事実だが、言いふらしているらしい。俺が学生時代から...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 29

突然、道明寺に挨拶されたパパは驚いていたけれど、マンションの部屋に入るなり、 「ママーーっ、」と、踊るように駆けていく。 「えっ?!彼氏っ?」パパから話を聞いたママも、有頂天だ。 「どんな人?どこで知り合ったの?」 ...
イツモトナリデ

イツモトナリデ 28

ババァとの話が終わり、久しぶりに邸の自室の東部屋に入ると、ポケットの中の携帯が鳴り出した。 滋からだ。 「もしもし。」 「司?仕事は終わった?」 「ああ。」 携帯を耳に当てながらソファにドカリと座る。 ...
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