こういう恋の始まり方

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こういう恋の始まり方 12

アリーナの日本での生活が始まり、私も何かとサポートする機会が増えた。 仕事だから…と言えばそうだけど、彼女といる時間が純粋に楽しくて苦ではない。 先日の会食時に、アリーナの専務への好意を知ってしまった。 驚いたけれど、今...
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こういう恋の始まり方 11

土曜日。 今日はアリーナとの会食の日。専務も一緒に…という彼女の希望で、場所は楓ホテルの最上階にあるフレンチレストランを西田さんが予約した。 約束の時間の30分前に到着したあたしは、夜景が見える席の配置や、お酒が飲めないアリー...
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こういう恋の始まり方 10

牧野との買い物を終えて邸に着いたのは19時を過ぎていた。ラファエルとの仕事が一段落してからは、残業することもなくこの時間に帰ってこれる日も多い。 車から降り、エントランスに入ろうとした時、邸の車寄せに1台の青のベンツがゆっくりと近付...
こういう恋の始まり方

こういう恋の始まり方 9

それから数日後、同僚と社食でランチを取っていると、専務の秘書である西田さんに声をかけられた。 「牧野さん、少し打ち合わせいいですか?」 「あっ、はい!」 社食の隣にあるカフェスペースに2人で移動すると、コーヒーを注文し並...
こういう恋の始まり方

こういう恋の始まり方 8

その夜、マンションの部屋で寛ぎながら、昼間専務から渡された資料に目を通していた。 そこにあるのはアリーナの顔写真。本当に美人で惚れ惚れしてしまう。 私よりも年下なのに大人っぽい雰囲気と、抜群のスタイル。透き通るような白い肌にピ...
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こういう恋の始まり方 7

朝礼が終わり、それぞれが席に着いてからも秘書課は専務の言葉でザワついていた。 「ねぇ、専務が日本に残るってこと?」「NYには戻らないって事よね?」「またあのかっこいい姿を間近で見れるの?」 女子社員たちが喜ぶ中、私1人だけが複...
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こういう恋の始まり方 6

週のはじめの月曜日。いつもの時間に目覚めると、喉に激痛が走り、身体が火照っていた。体温計ではかるまでもなく熱があるのが分かる。 原因はもちろん2日前の金曜の夜。専務とホテルに行き、朝方まで裸で過ごしていたからだ。 ダルい身体を...
こういう恋の始まり方

こういう恋の始まり方 5

「牧野、俺が身体洗ってやる。」 そう言って後ろから抱きしめると、急激に自分の下半身が反応してくる。 「せ、専務っ、」 焦るこいつの言葉は無視。身体を俺の方に向けさせ、泡々になっているスポンジを肩から乗せていくと、 ...
こういう恋の始まり方

こういう恋の始まり方 4

仕事が終わった7時過ぎ、迷いに迷った挙句あたしは専務が言ったカフェに来ていた。 緊張しながら待っていると、15分後店内に専務が現れた。スーツではなく黒いスポーティーな装いにあの時と同じキャップ。 185cm近い身長に精悍な顔つ...
こういう恋の始まり方

こういう恋の始まり方 3

自分の名前が呼ばれたような気がして振り向くと、そこにはキャップを目深にかぶった専務の姿があった。 「少し話がある。付いてこい。」 驚くあたしにそう告げた専務はスタスタと夜の街を歩き出す。 最悪だ。お酒に呑まれた昨夜の自分...
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