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眠れない夜

眠れない夜 15

パーティーが終わり邸は静けさを取り戻したというのに、俺の部屋ではまだこいつらがうだうだと長居をして騒いでいる。 「早く帰れよお前らも。」 「司ー、いーだろ久しぶりにおまえの部屋に来たんだから。」 「どうせ、俺のコレクショ...
眠れない夜

眠れない夜 14

毎年恒例の会長のバースデーパーティーが始まった。 招待客は300人ほど、邸の中庭をメインにオーケストラの演奏と三ツ星シェフの料理が並んでいる。 パーティーには花沢家、西門家、美作家ももちろん招待されていて久しぶりにF4の両親が...
眠れない夜

眠れない夜 13

それから3週間がたった頃、邸の中がいつもより慌ただしい事に気付き椿さんに聞いてみる。 「何かあるんですか?」 「来週の日曜日、おじい様のお誕生日なの。 毎年、邸にお客様をお呼びしてパーティーを開くのよ。今年はもちろんつく...
眠れない夜

眠れない夜 12

「最近、司とはどう?」 大学内にあるいつものベンチ。 邸で作ってきたお弁当を食べているあたしに花沢類が聞く。 「どうって相変わらず態度だけは大きいけど…、まぁ、以前よりは近付きやすくなったかな。」 「へぇ、話したり...
眠れない夜

眠れない夜 11

邸のジムで汗を流し、シャワーを出ると22時を過ぎていた。 自室に戻るため廊下を歩いていると、どこからか楽しげな声が聞こえてくる。 その声の方へ歩いていくと、そこは小さなキッチンが備え付けてある第2ダイニング。 俺たちがい...
眠れない夜

眠れない夜 10

最近、道明寺の様子が変だ。 どう変なのか、そう聞かれれば上手く言えないけれど、何となく態度が柔らかくなったような気がする。 つい先日は朝の車の中で、 「おまえの両親はどこに住んでる?」 と急に聞いてくるから、 ...
眠れない夜

眠れない夜 9

あの女が道明寺邸で暮らすようになって1ヶ月が過ぎた。 ババァや姉ちゃんとはかなり打ち解けているし、タマをはじめ使用人や運転手たちとも距離が近い。 俺だけがあの女を受け入れていないようでなぜだか居心地が悪い。 でも、受け入...
眠れない夜

眠れない夜 8

それから数日後。 バイトが終わりバスに乗り道明寺邸へと帰る。 15分ほどバスに揺られていると、瞼が重くなってきたが、帰ってからもまだ宿題がある。 頑張らなきゃ!と自分に言い聞かせながらバスを降り邸まで歩く。 そして...
眠れない夜

眠れない夜 7

道明寺邸に帰宅したのは19時を回っていた。 エントランスに入ると、メイド頭のタマさんが出迎えてくれる。 「お帰りなさいませ。遅かったですね。」 「すみません、ちょっと用事があって。」 「すぐにお食事をご用意しますの...
眠れない夜

眠れない夜 6

大学内にある図書館の中庭にあたしだけの憩いの場所がある。 そこは木々に囲まれた小さなスペースで古いベンチが一つだけポツンと置かれている。 他のベンチは鉄製で何度も色を塗りかけられて綺麗になっているのに、まるでそこにあるベンチだ...
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