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無敵

無敵 3

邸に戻ったのは11時を少し過ぎた頃だった。 「坊っちゃん、おかえりなさいまし。」タマが出迎える。 「ご飯は食べたんですか?」 「ああ。」 「嘘おっしゃい。ご飯も食べずにお酒ばかり呑んでいては駄目ですよ。」 「...
無敵

無敵 2

いつものバーに行くと、奥の個室にF3が揃っていた。 ガキの頃から腐れ縁の俺たちは、相変わらずつるむ仲。 ハイボールを2杯ほど呑んだところで手が止まった俺に、「司、呑まねーの?」と、総二郎が聞く。 「…おう、今日はこれぐら...
無敵

無敵 1

道明寺財閥の御曹司。地位も金も権力も敵無しの俺だが、唯一、欠けているものがある。 それは、……記憶らしい。 :::「道明寺、聞いてる?」 「…あ?」 「だから、コーヒーは飲み過ぎないでね。カフェインの取りすぎ。」 ...
総務課の牧野さん

総務課の牧野さん 13

猛烈な寒気で目が覚めた。部屋の中はさっきと同じで暗いまま。まだ停電なおってないんだ…………。 そう思いながら部屋を見回すと、またデスクで仕事をしてる彼の姿があった。ひとつしか違わないって言ったっけ。なんの仕事をしてるんだろう。こんな...
総務課の牧野さん

総務課の牧野さん 12

かすかな物音がして、深い眠りから目覚めると、一瞬自分がどこにいるのか分からなかった。でも次の瞬間、ガバっとベッドの上に座り込み、頭を猛烈にグシャグシャとかき混ぜた。 デジャブ…………。またやられた……。部屋の隅には綺麗にハンガーにか...
総務課の牧野さん

総務課の牧野さん 11

「んっ、……くちゅ……はぁ…………し……しゃちょう……くちゅ…………」 キスをされながらも何かを言おうとするから、そのたびに俺の舌の侵入を受け入れて更に深みに陥るこいつ。 ただでさえ俺よりもだいぶちいせー体なのに、下を向かれた...
総務課の牧野さん

総務課の牧野さん 10

こいつに背中を押されたままエレベーターに乗り込んで、あの二人が降りた階へと急ぐ俺ら。エレベーターがその階に到着して降りると、廊下には人の気配がねえ。 「もう部屋に入っただろ。」 「うそ……遅かったか……。」キョロキョロと廊下を...
総務課の牧野さん

総務課の牧野さん 9

約束の時間。西田に無理言って、仕事の予定を切り上げさせてなんとか8時に間に合わせた。こういうとき、西田は何も聞いてこねーけど、「明日に支障が出ませんように。」そう意味深に言ってくるところが怖ぇー。 メープルのバーの階にエレベーターを...
総務課の牧野さん

総務課の牧野さん 8

あと数センチ……のところで秘書のかたの声がした。咄嗟に支社長の胸を強く押したあたしは、支社長の腕の下をくぐり抜けて1メートルほど距離をおく。 そんなあたしを、すごく不機嫌な顔で見つめたあと、「今行く。」と扉に向かって言った。 ...
総務課の牧野さん

総務課の牧野さん 7

ただでさえ、会うのに勇気がいるというのに、あの超絶不機嫌な顔を見せられて、普通に出来る人がいるんだろうか。 支社長室のあるフロアまでのエレベーター内で、あたし、もしかしたらクビになるのかな、それとも下請け会社とかに出向させられるとか...
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