My teacher 23

My teacher
スポンサーリンク

雨足は弱まるどころか、どんどんと強くなり
タクシーを降りて俺のマンションに辿り着く頃には
俺たちの服はずっしりと濡れていた。

「タオル持ってくるから待ってろ。」
部屋に入ると、玄関に牧野を残して俺はバスルームへと走る。

大きめのバスタオルを手に取り、待っていた牧野に手渡すと、
「テキトーに着替え探してくる。」
そう言って、今度は奥の部屋へ急いだ。

サイズが小さいTシャツ?それとも、パジャマのようなラフなもの?
女に服を貸すなんて想定外の事で頭がうまく回らないが、
結局、大きめのパーカーとトレーニングの時に履いているショートパンツを手に掴み、玄関へと戻った。

「こんなんしかねーけど、着替えろ。」

「あり…がと。」

「風邪ひくからシャワー使え。
その間に、部屋あっためておくから。」

「シャワー?ううん、大丈夫。着替えだけ、遠慮なくお借りしますっ。」

あからさまに動揺する牧野。
どうやら、俺が求めてる関係になるには、今夜もスムーズにはいかねーな、と苦笑しながら、
牧野をバスルームへと押し込んだ。

牧野が着替えている間に、俺もラフな服装に着替え、部屋の温度をいつもより5度高く設定する。
シャワーの音が聞こえてこないところを見ると、どうやら着替えだけしているらしい。

しばらくすると、俺が愛用しているパーカーに着替えた牧野がバスルームから出てきた。
その姿を見て、失敗したな…と心の中で愚痴る。

なぜなら、ただでさえ華奢なこいつが、オーバーサイズのパーカーを着込んでいるから、その下に履いているショートパンツがほとんど見えなくなっちまった。
まるで、下半身は下着だけか…?と思わせるようなシルエットに、頭がクラクラしてくる。

思わず視線を逸らした俺に、
「変ですよね。
あたしが着ると、子供がイタズラして、大人の服を着てるみたいになっちゃって。」
と、両手を広げてダボダボ感をアピールする牧野。

「変じゃねーけど…」

「…けど?」

「まぁ、…俺のせいだ。」

そう呟いた俺に、牧野はじっと見つめたまま動かない。

「牧野?」

「道明寺先生…、その髪…。」

「…あー、濡れたからストレートになってんな。」

雨で濡れた髪をタオルで拭いたから、今の俺は完全にストレートの髪になっている。
それを見て、牧野が驚いたように言う。

「えっ?道明寺先生ってパーマじゃなかったんですか?」

「おう。なぜか濡れたらストレートになる。」

「あれは天然のカール?」

「生まれた時からな。」

そう答えながらソファに座ると、俺の横に牧野も座り、珍しそうに俺の髪に触れてくる。

「信じられない。絶対パーマだと思ってた。
クスっ……ストレートだと、なんか印象も変わる。」

時々出てくる牧野のタメ口がめちゃくちゃ可愛くて、こいつにしか言えないような台詞が出る。

「どっちの俺がいい?」

「え?」

「いつもの?それともストレート?」

すると、少し考えた後、
恥ずかしそうに、でもはっきりと言った。

「どっちも…好きです。」

牧野からの「好き」という言葉の破壊力に、
完全にリミッターが外れた俺。

横にいる牧野の肩を引き寄せて、唇にキスをする。
今日は時間も場所も、誰にも邪魔される事はない。
唯一、ストップをかけるとしたら、こいつの反応だけだが、激しくなるキスにも抵抗は見られない。

そっと、パーカーの中に手を忍ばせると、直に温かい肌が触れた。
ピクッと牧野の身体が揺れ、唇が離れる。

「…ダメか?」
ほんの少しだけ出来た唇同士の隙間から、俺がそう聞くと、

「大丈夫。」
と小さく答える牧野。

俺は牧野の身体を横抱きに抱えると、奥のベッドルームへと移動した。

……………………

夜が明けて、部屋に少しだけ光が届き始めた頃、俺は薄らと目を開けて、隣で眠る牧野の顔を見つめる。

誰かをこんなに愛しいと思ったのは初めてだ。
昨夜だけで何度「好きだ」と囁いただろうか。
牧野の表情と声に煽られて、絶頂を何度も我慢しながら繋がる身体を揺らした。

こうして2人でいる時間が愛しくて、ほとんど眠れなかった。まだ、下半身が疼いて身体が熱い。
そっと、眠る牧野の頬に手を乗せると、ピクッと瞼が動きゆっくりと目が開いた。

そして、数秒間俺と見つめ合った後、突然ブランケットの中へ潜り込むこいつ。
昨夜のことが蘇って恥ずかしくなったのか?

「クスッ…出て来いって、バカ。」

「……。」

それでも無言で出てこない牧野に、俺は言ってやる。

「そこにいられたら、俺の方が恥ずい。
それともあれか?俺の裸が見たいのか?」

すると、今度は勢いよくガバッとブランケットから顔を出す牧野。
昨夜は抱き合ったまま寝たから、2人とも何も身に付けていない。

そんな状態でブランケットに潜り込まれたら、俺の少し反応している身体が丸見えだ。

ようやく顔を出したこいつに、俺は笑いながら
「バカ。」
と言って軽くキスをする。

「寒くないか?」

「うん。」

「身体…辛くないか?」

「うん。」

コクンコクンと頷いて答えるこいつを見て、今ならなんでも「うん。」と答えるかもなと意地悪をしたくなる。

「触っていい?牧野。」

「う、…へ?」

「うん、って言えよ。」

「だってっ!」

一気に顔が赤くなるこいつの身体を引き寄せて、首筋にキスを落とす。
そして、もう一度耳元で聞いてやる。

「触っていい?」

「……ん。」

今度は小さく言ってくれた返事に、俺の手が動き出す。

昨夜ゆっくりと解きほぐした牧野の中に、中指を沈み込ませると、まだそこは愛液でたっぷりと濡れている。
それだけで、頭がクラクラするほど快感だ。

「おまえの中、あったけぇ。」

「…ャ…ン…」

牧野に出会って、自分でも知らなかった俺にたくさん出会ってきたけれど、
こんな所でもやっぱりそうだ。

性への欲は強くない方だと思っていたが、そうでもないらしい。
なぜなら、
自分でも呆れるほど、……エロい。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村

お待たせしました。

ランキングに参加しています。応援お願いしまーす⭐︎

コメント

  1. T より:

    待ってました❗
    先生設定も好き好き。

タイトルとURLをコピーしました