僕らの時間

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僕らの時間

僕らの時間 22

突然、つくしからかかってきた電話に戸惑う。 『別れたい。』 あいつは今そう言ったか? 確かめたくて何度も電話するが繋がらない。 近くのコンビニに行くはずだったが、急いでつくしの部屋に戻る。 あいにく、合鍵は部...
僕らの時間

僕らの時間 21

『僕らが23歳の秋』 あたし達の付き合いも6年目を迎えた。 いよいよ半年後には医師国家試験が待っていて、道明寺は勉強と実習のラストスパートに入っている。 去年あたりから病院での実習も増えて、マンションに帰ってきてからも勉...
僕らの時間

僕らの時間 20

『僕らが22歳の春』 俺は医学部の5年生になった。 実習先の大学病院で研修に明け暮れる日々。 そして、つくしは…と言うと、都内の私立中学の教師として赴任することが決まり、俺よりも先に社会人となった。 お互い忙しく、...
僕らの時間

僕らの時間 19(おまけ)

おまけ 京都から東京までの新幹線の中。 窓側に座るつくしは、乗ってすぐに眠りに入った。 つくしの隣に座るタマと通路を挟んでその横に座る俺。 その俺の手には京都のゆるキャラである『京丸くん』のキーホルダーが握られてい...
僕らの時間

僕らの時間 19

こちらの記事は 完全に大人バージョンです笑 こちらへ移動お願いします↓↓↓
僕らの時間

僕らの時間 18

京都旅行の2日目。 今日はガイドブックで調べた場所をいくつか観光したあと、夕方からはタマは友人と待ち合わせをして食事に行くことになっている。 その間、俺とつくしは2人でプラプラと市内を見て回り、夜はまたホテルでタマと合流する予...
僕らの時間

僕らの時間 17

1ヶ月後、俺とつくしとタマの京都旅行が始まった。 日程は2泊3日。 ホテルはババァが手配して、京都市内のど真ん中にある楓ホテルを予約。 プレミアムツインの部屋を隣同士で2部屋取り、タマとつくしは同部屋で俺は1人で使うこと...
僕らの時間

僕らの時間 16

『僕らが18歳の夏』 日曜の夜、ダイニングで夕食をとっていると、 「奥様、少し宜しいですか?」 と、タマがババァに声をかけた。 「どうしたの?」 「毎年頂いている夏の休暇についてなのですが、」 「ああ、...
僕らの時間

僕らの時間 15

「俺の部屋に寄って行くか?」 恋愛偏差値の低いあたしでも、道明寺のこの言葉にはそれなりの甘い意味がある事を察知して、一気に顔が火照る。 すると、 「そんな顔すんなって。」 と、あたしから視線を逸らして呟くこの人。 ...
僕らの時間

僕らの時間 14

道明寺に捕らえられたままキャンパスを出て、数百メートル行ったところでようやく腕から解放された。 「もうっ、恥ずかしいから止めてよっ! みんな見てたじゃないっ。」 と道明寺を睨みつけながら抗議すると、 この人はしれっ...
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