「道明寺、あたし明日仕事だからねっ、
外来担当だから忙しいの、
それに、もう若くないし、
体力もそんなに…………、んっ……」
あたしの部屋に戻るなり、道明寺からの熱いキス責めに合う。
キスの合間に発したさっきの言葉も聞いてるの聞いてないのか…………。
あたしがこんな言葉を言うのには理由がある。
今まで何度となく道明寺と肌を重ねて来たけれど、その度に限界まで昇らされてきたあたし。
6年たった今もキスだけで分かる。
道明寺の愛撫は昔と全然変わっていない。
むしろ、激しさを増して、あたしを翻弄する。
「シャワーっ。」
「あとで。」
「先にっ。」
どんなに時間がなくても、どんなに欲してても、道明寺に抱かれるときはシャワーに入りたい。
だって、この人はあたしの全身くまなくキスをおとすから。
道明寺から逃げるようにバスルームに駆け込むと、
ネクタイを外しながら色気駄々漏れの顔で 追ってくる道明寺。
結局、6年ぶりに見せる体はバスルームで大きな手に綺麗に洗われた。
長い指がイタズラにあたしの中を出入りして、
恥ずかしさと気持ちよさに甘い声が漏れ出す。
完全にあたしの中が疼いてどうしようもなくなった頃合いで、バスルームからベッドへと移動した。
ベッドのふちに座る道明寺を跨ぐようにして座らせられるあたし。
キスされながら両胸を揉まれていく快感に堪えられなくなり、
「道明寺…………」
とお願いすると、
少しだけニヤッと笑って
「挿れるぞ。」
と言った。
そこからは、完全に道明寺のペース。
何も付けない道明寺の硬い塊にゆっくりと腰を沈めさせられて、下から優しく突き上げられる。
堪らなくて道明寺の肩にしがみつくと、道明寺からも甘い吐息が聞こえてキュンとなった。
「やべぇ、すげー気持ちぃ。」
「…………んっ。」
何度もキスをして、何度も抱き合って、いくつも体位を変えながら夢中で愛された。
冒頭の言葉。
それをあたしは朝日が差し込めたベッドの上で、もう一度道明寺に訴えていた。
「もうっ、今日は仕事だって言ったのに。
今日、結構ハードな日なのにっ。
それに、もうそんなに体力ないって言ったでしょ。」
そんなあたしの訴えにも甘い顔で笑いながら、
「俺的にはあと2、3回はいけるぞ。」
と恐ろしいことを言ってくる。
「信じらんないっ。
…………あと少しだけ寝ていい?」
眠い目を閉じながら言うと、
「おう、時間になったら起こしてやる。」
そう優しく言って髪を撫でてくれた。
短いけど夢を見た。
道明寺とメープルの並木道を手を繋いで歩いている夢。
幸せそうな二人。
大丈夫。
現実のあたしたちもこんな風に幸せになろうね、
道明寺。
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