さすがに、いくら限界だからって久しぶりに抱く好きな女を、シャワーの最中だけで終わらせれるほど俺は淡白な男じゃねえ。
最後に抱いた10代の頃から比べると格段に丸みを帯びて女らしくなった牧野の体。
バスルームに立ち込める湯気の中、柔らかな体に手を這わせていく。
体を密着させればさせるほど、俺の下半身の硬さが増して牧野にも伝わっているはず。
俺は、ボトルからボディシャンプーを手に出して、両手で軽く泡立てると牧野の体を優しく洗っていく。
柔らかい二つの膨らみは念入りに。
そして、その先にある赤い蕾を指先で刺激すると、牧野から甘い声が漏れ出してくる。
俺は堪らなくなって、ボディーシャンプーをつけたばかりの膨らみをお湯で洗い流し、その赤い蕾を口にふくんだ。
舌でコロコロと刺激するだけで、その頂きが硬く立ち上がってくるのがわかる。
恥ずかしいのか声を必死に抑えようとしてる姿も、俺がやらしく触れば触るほど腰が砕けそうになってる姿も、めちゃくちゃかわいい。
限界に近い俺は、牧野の一番敏感なところに手を伸ばしていく。
薄い茂みをかきわけて指を入り込ませると、そこはシャワーの湯とは違うトロリとした液体で潤っていた。
「すげー濡れてる。」
そのことだけで、どうしようもない快感に襲われて、俺はどんだけなんだよ、と苦笑した。
それを見て牧野が、
「……道明寺?…………っ!いやっ。」
濡れてることが恥ずかしくなったのか、それとも俺がそれを笑ったと思ったのか、急に困ったような顔をして俺から離れようとする。
「牧野っ。」
俺はそうはさせないと強く抱き締める。
それでも顔を上げない牧野に、
「どうした?嫌になったか?」
そう聞いてみると、
「違うっ。…………やらしいって思った?」
小さく呟くこいつ。
「あ?……何がだよ。」
「だって…………濡れてるって……」
消えそうな声で言ってくる牧野に、俺は内心深くため息を付いた。
おまえのそういう無自覚に俺を煽る才能は天才的だ。
そして、俺はわかっていても何度でもその攻撃にやられるから始末がわりぃ。
「おまえなぁ、この状況で濡れてなかったら、男なら相当落ち込むぞ。
それぐらいでやらしいって言われるなら、俺はどうなんだよ。
たぶん、相当先から漏れてるぐらい興奮してんだけどよっ。」
そう言って硬くいきりたった物を牧野の体に擦り付ける。
そして、
「なぁ、お互い様だろ?
恥ずかしがんなっ、俺はおまえにもっと触りてぇ。…………触らせろ。」
俺様だって言われても構わねぇ。
俺が触りてぇと思うのはおまえだけだから。
再び牧野の敏感なところを指で刺激していく。
少し足を開かせ、中指を立てながら、ゆっくりと中に入っていくとはじめての時ほどではないが、すげー狭い。
「すげー狭い。」
思わず声を漏らすと、
「……ごめん………ずっと……してないから」
そう牧野が呟いた。
「ずっと?」思わず聞ちまう。
「……うん。ずっと。」
「もしかして、別れてから、ずっと?」
そうであって欲しいと思いながらゆっくり聞くと
「…………うん。」
期待した答えが返ってきて死ぬほどほっとしてる自分がいる。
指が感じる狭さも、温かな感触も、まだ挿れてもいねぇのにイキそうになる凹凸も、全部俺しか知らねぇ牧野。
優しく掻き回していくうちに、トロトロと液体が溢れだしさっきまでの狭さが溶けていく。
ゆっくりと指を抜き差ししながら、昔と変わらない感じる場所を突いてやると、
「ん……ふぁ…………やっ」
牧野から抑えられない声が漏れ出してくる。
そして、手は何かを求めるように俺の胸に這わせてくる感触がなんとも言えなく甘美で、俺はその手をそっと握り、硬く主張する俺の下半身へと誘導した。

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我が家の司くん、暴走してますねー。
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