セカンドミッション 15

セカンドミッション
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「西門さんも滋さんも、みんな道明寺さんに甘いですよね…………。」

「ん?三条どうした?」隣に座る西門さんが聞いてきた。

「いえ、なんとなく…………。」

東城まきについての話をしたあと、道明寺さんは「トイレに行ってくる」と席をたった。

「あたしはやっぱり、道明寺さんのこと許せません。あり得ないですよっ。あんなに牧野牧野って先輩のこと追いかけ回してたのに。
いざ、手に入ったら、すぐに他の女に行くなんてっ。
また絶対同じことします。
そういう男は一生なおりません!」

「ハハハっ。確かになっ、三条が怒るのも無理ねぇわ。
…………けどな、俺らは今でも信じらんねえんだわ。司が浮気とかって。
昔からあいつだけはそういうことしねぇ奴だったから。
だから、俺らも最初は許せなかった。
類なんて酷かったぜ。
司とは縁を切るってきかなかった。」

「そんなに花沢さん怒ってたんですか……。」

「ああ。みんな牧野の味方だったからな。
けどよ、半年たった頃、司のねーちゃんからあきらに連絡がきたんだよ。
司に会いに来てやってくれって。
仕方なく俺ら3人でNYに行ったら、あいつ別人だったな。」

「…………どういうことですか?」

「司ってさ、牧野に出会う前は好き勝手し放題の猛獣だったんだよ。荒れ狂ってたし。
けどよ、牧野に出会って司は変わっただろ。
まぁ、本来のあいつはそうなんだけどよ。
口はわりぃけど、俺らよりもずっと紳士で優しい男なんだよ。
それが、牧野と別れて元にもどっちまった。
さすがに暴力とかはしねぇけど、目が死んでんだよなー。
何に対しても冷たくて淡々としてるっつーか。」

「自業自得です。」

「そうだな、自業自得だな。
別れてから牧野の存在がどれだけ大切だったかに気付くなんて、愚かだな。
…………三条は今更だって言いたいか?」

「…………はい。今更ですよね。
本当に先輩のことが忘れられないなら、6年も我慢しないですよ。
道明寺さんのことだから他の女がほっとくわけないし。
心には先輩がいても、体は他の女性を求めてたりしてたんですよね?」

「ぶははっ。
やることはやってたんだろ?ってことか?
んー、それはないだろうな。
他の女には全く目もくれてなかったぞ。
それは、昔より一層強くなってたかもな。
牧野以外あり得ねぇっていう想いと、もう二度と手に入らねぇって想いで、必死に自分の気持ちに蓋をしてたって感じかな。」

「そうなんですか…………。
だからみんな優しいんですね。」

「ああ。今の司を見て、俺らは嬉しいんだよ。
昔の生き生きしてた司に戻ってるからな。
日本に戻ってきた司にあったとき、すぐにわかった。牧野に再会したんだって。
そして、司の止まったままの時間が動き出したんだって。
だから、三条には悪いけど、俺は司を応援する。」
そう言って西門さんは綺麗に笑った。

そこに道明寺さんが戻ってくるのが見えた。
「道明寺さんって、なんであんなにカッコいいんでしょうね…………。」
思わず口から本音が漏れてしまう。

「三条、俺の前で失礼な発言だな、それは。」

「いえっ、そうじゃないんですけど……。
どうしてあんなにカッコよくてモテるのに、先輩なんだろうって。
道明寺さんにさえその気があれば、どんな女性でも手に入るのに。」

「問題は、あいつにその気が全くねえってことだよな。
三条、いいこと教えてやろーか?
あいつの体の秘密。」

「えっ?なんですか?
もしかして道明寺さんって男性として……機能しないとか?」

「ぶははははー。三条すげーな。
違う違う。
滋には言うなよ。
司な、牧野と別れてから体にタトゥーを入れたんだよ。小さいやつな。
鎖骨のした辺りに。」

「タトゥーですか。今流行りの。
海外セレブとかもみんないれてますよね。」

「ああ。それが、牧野と別れてから入れたのに
牧野のイニシャルと永遠に愛を誓うっつー内容のものなんだよ。
司が着替えるときにチラッと見えて、問いただしたら、白状した。」

「でもそれって、これから困りますよね。
もし、……」

「ああ、俺も言ったんだよ。
新しく彼女が出来たときにどーすんだって。
でも、あいつ即答だった。
俺の気持ちはこの文字通りだって。」

「先輩に永遠の愛を誓う……?」

「ああ。
俺はそれ以上何も言えなかったけどよ、あきらが、タトゥー消したくなったら職人を紹介してやるって司に言ったら、あいつ痛い思いして2ヶ所に入れたんだから、絶対消さねぇって。」

「2ヶ所ですか?」

「プハハっ、そう2ヶ所。鎖骨だけじゃねーの。
あいつさもう1ヶ所入れてやがって、それは絶対見せてくれねーんだよ。
だから、場所だけでも教えろってしつこく聞いたら、臍よりもかなり下、まぁ、毛が生えてるギリギリのところだってよ。
それ聞いて、俺は司を見直したよっ。
あいつぜってぇ、他の女の前で裸になるつもりがねーんだなって。
だってよ、そんなところにタトゥーが入ってたら、女に口でしてもっらってる時に必ず見えるだろ、それなのに、」

「ちょっ、西門さん、声大きいです!
……もう、道明寺さんはアホですか……。」

「ああ、アホだろうな完全な。
牧野のこと以外考えらんねぇ、アホだよ司は」

どうしようもない情報を手に入れて
戸惑う私。
けど、今目の前で滋さんに絡まれてる道明寺さんのあそこには、先輩への愛のメッセージが綴れてると思うと、羨ましさで一杯になる。

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