牧野が作ったハンバーグを囲み、ローテーブルで食事する俺らだが、いつもは向かい合ってすわるのに、今日は俺のとなりにくっついてくる牧野。
9時半過ぎての夕食になっちまったが、泊まっていいと了承を得てるから、時間を気にせずゆっくり食える。
食事も終わり、さっきスーパーで買ったぶどうを皿に乗せて持ってくるこいつは、
「ねぇ!道明寺、見て見て!
すごい大きい粒のぶどう。あたしこんな巨峰食べるのはじめてかも!」
俺にとってのぶどうなんていつもこんなもんだけど…………と、思ったがそこはあえて口にしねえけど、目を輝かせて喜ぶこいつはすげー可愛い。
一つ一つ丁寧に巨峰の皮を剥いて口に入れる牧野を見て、俺も隣で同じように皮を剥くと、牧野の口へ入れてやる。
「んっ!自分でたべなよっ。
道明寺、ぶどう、好きなんでしょ?」
「いいんだよ、俺は。」
そう言って、更にもう一つ入れてやると、
「すっごく甘くておいしいよ~。
あたしが剥いてあげるから、食べてみて。」
俺のために巨峰を一粒取ろうとしてる牧野の頭に手を回し、後ろから押さえ込むと、
「おまえの味わうから、それでいい。」
そう言って、俺は強引にキスをした。
口内を舐めまわすと、ほんとに甘ぇ。
牧野の舌も絡めとり、甘さを全部吸いとると、
「すげー甘い。」と、やっと唇を離す。
「もうっ!バカ……。」
真っ赤になりながら呟く牧野に俺は抑えがきかねぇ。
再び牧野に襲いかかり、絨毯の上に押し倒すと、先程よりも深くて長いキスを繰り返す。
右手は服の上から体をまさぐり、胸を優しく刺激する。
「んっ…………ん……やっ…………」
胸のふくらみの先端が固く立ち上がり、服の上からも存在を主張している。
その赤いつぼみを口に含みたいと、服の中に手を入れようとしたとき、
「道明寺、待って……」
「んだよっ。」
「シャワー、入ろっ?」
「一緒に入るか?」
「…………うん。」
今までも風呂に一緒に入ったことはあったが、俺が強引に牧野が入ってるところに乱入するか、情事の後で足腰が立たないこいつの体を綺麗に洗ってやる時ぐれーしか許されなかった行為なのに、
「ほんとに、いいのか?」
「…………、今日だけだからね。」
その言葉を聞くか聞かないかの内に、俺は牧野を抱き上げてバスルームへと向かった。
一緒に風呂に入るっつーことは、自然とそうなるっつーことで、いくら我慢強い俺でもこんな目の前にエサを出されれば、我慢なんて通用するはずもなくて…………。
ようするに、さきほどからバスルームで情事に至る俺ら。
牧野はもちろん「ベッドまで待って。」と言ったが、「最後まではしねーから、少し挿れさせろ。」と、すでにトロトロになってる牧野の中へ俺のいきり立ったものを挿入する。
牧野を背中から抱きしめ、バックでするそれは、ベッドでするときよりも、野性的で恥ずかしいらしい。
後ろから二つのふくらみに手を伸ばし、揉みしだきながら律動を速めてやると、必死に押し殺してた甘い声が漏れ始めてくる。
俺もヤバイ…………と感じてきた頃、牧野の脚がピクピクと痙攣し、体を弛緩させていく。
イッタな…………。
「気持ちよかったか?」わざと聞いてやる
「やっ…………んっ……ダメ」
「ダメじゃねぇ。俺も気持ちよくなりてぇから。」
そう言って、最後のスパートに入る。
最後まではしねーって言ったのに。
ゴムさえもしてねーのに。
そんな雑念が頭をよぎる間際、全身に快感が走った。
「ごめん。悪かったって。
もうたぶんしねーから。」
たぶんを付けるのは忘れない。
情事を終えたあと、牧野の右足を風呂のふちに乗せて足を開かせ、俺の指2本を牧野の秘部に挿れる。
さっき牧野の中に吐き出した白濁の液体を、指で掻き出してやると、ドロドロと中から溢れ出してくるそれ。
「んっ……、道明寺っ。
自分でやってみるから、もう離して……。」
おまえが自分の中に指を入れるところは、そりゃ見てみてぇけど、
「もうすぐ終わる。
大人しくしてろ。」
「……んっ……や……んっ」
一度イッタこいつの中は、驚くほどやわらけぇ。
掻き出してやるって言いながら、なかなか指を抜いてやれねぇ俺は…………鬼畜だな。
それでも甘えてくる今日の牧野は、
すげー可愛い。
つづく
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