昨夜はあのまま牧野の部屋に泊まった。
そして、今日はいつもより1時間早く起きて、熱いシャワーを頭から浴びている。
昨日の牧野はいつもと違った。
酒のせいなのか、総二郎のアホなアドバイスがきいたのか、いつもよりガードが低く俺の攻めを受け入れてくれる。
愛撫だけでたっぷり時間をかけた牧野の体は、指を入れただけでトロトロと溢れ出すほど敏感になっていた。
そんな牧野を見て限界の俺。
そろそろ中に挿れてもいいか……と準備をしようとした時、牧野が動いた。
かなり張りつめている俺のものを口に含みゆっくりと上下しはじめた牧野。
その動きに、堪らず声が漏れる。
「牧野、今日はヤバイ。
もうおまえに挿れたい。」
そんな俺の要求なんてあっけなく無視されて、下半身は熱を増す一方。
何年たっても牧野のその行為は、慎重にゆっくりと俺を傷付けないように優しくて、それがかえって焦らされているようで堪らない。
ずっとしてて欲しい…そんな気持ちにもなるが、もう限界がきてる。
「牧野、マジでヤバイ。」
「……ん。」
「んっ……もう、…離せ。」
「……気持ちぃ?」
バカ。
この状況でその上目遣いで、そんなこと聞くんじゃねーよ。
必死に抑えてたものが一気に溢れ出す。
「ヤバイっ、マジで離せ。」
「…。」
「うっ、…んっ、……それ以上したら出るぞ。」
これ以上はマジでヤバイ。。
そう思い牧野の身体を持ち上げようとした時、牧野の口内からゆっくりと引き離された俺のものは限界を迎え、先から白濁の汁が溢れ出した。
「バカっ、だから言っただろっ。
口あけろ。ごめんっ、牧野。」
かろうじて口内ではイッてない。
でも、口から抜ける寸前に漏れたのは自覚してる。
「ごめん、我慢できなかった。」
「大丈夫。」
「大丈夫じゃねーよっ。
おまえにそんなことさせたくねぇ。」
「うん、わかってる。
でも、大丈夫、……道明寺のものだから。」
俺はこの言葉を聞いて、
二度とこいつには2杯以上の酒は飲ませねぇって誓った。
熱いシャワーを浴びながら、そんな昨夜のことを思い出し再び熱をおびる下半身。
どんだけ俺は牧野に惚れてんだよ。
バスルームから出るとキッチンで牧野が朝ごはんの用意をしている。
そんなこいつに近付くと後ろから抱きしめて首に顔を埋めた。
「道明寺、仕事に遅れるよ。」
「ん。」
「ちょっと、聞いてる?」
「ああ。でももう少しだけ。」
俺より先にシャワーに入った牧野の体からは俺と同じボディーソープの香りがする。
「牧野。」
「ん?」
「……無理すんな。」
「……え?」
「総二郎がくだらねぇこと言ったかもしれねーけどよ、」
「…うん、」
「俺がおまえのこと一番よく知ってる。
口に出さなくても、おまえがちゃんと俺のこと
愛してるってのは分かってるからよ。」
牧野の頭のてっぺんに俺の顎を乗せながらそう言ってやると、
「あ、あ、愛してるって…。」
と、相変わらずおもしれぇ反応のこいつ。
「愛してねーのかよ。」
「……愛してるよ。」
「だろ?」
「バカじゃないの朝から。
早く用意しなさいよっ。
遅刻したら西田さんに怒られるのあたしなんだから。」
「愛してる、牧野。」
「だーからっ、分かったから、早く準備してっ。」
総二郎。
今回は許してやる。
でも、おまえのアドバイスはいらねーんだよ。
俺らは俺ららしく成長してるから、
心配すんな。

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