総務課の牧野さん 31

総務課の牧野さん

お互いの気持ちが4年前から繋がっていたことを確認し合った後の情事は、今まで以上に
…………燃えた。

自分が果ててしまうのは惜しいのに、こいつには何度もイカせたい。
そんな俺は、緩急つけながら時間をかけてゆっくり牧野を味わった。

時間をおかず連続で2回楽しんだあと、二人とも心地よい疲れのなか吸い込まれるように目を閉じた。

喉の渇きで目が覚めた俺は時計を見る。
二時間くらい寝てたか。
だけど、早めの夕食と早めのベッドインのおかげか、まだ時計の針は日付を少し回ったくらい。
NYからの飛行機のなかたっぷり睡眠を取ったからか、頭はすっきりしている。

眠るこいつの髪を一撫でして立ち上がり、クーラーから水を取ってきて、メインルームのソファに座った。
数分ボーと座っていると後ろから、
「……支社長?」
と声がして、慌てて振り向く。

「どうした?」

「目が覚めたら、……いなかった。」
そう言うこいつは、ベッドの側にバスローブがなかったからか、俺がさっき脱ぎ捨てた長めのTシャツを着ている。
その姿が可愛くて一瞬返事が遅くなったが、

「水飲んでた。飲むか?」
そう聞くと、コクリと頷く。

ソファに並んで座り、俺の飲んでたペットボトルを渡すと、それを美味しそうに飲むこいつに、また少しだけ俺の男の部分が反応する。
それを打ち消すように、
「ジェットで寝てきたから、目が覚めて寝れねぇ。
俺に構わねーで、寝てていいぞ。」
そう言うと、

「ん。」
そう返事しながらも俺に寄りかかって離れねぇこいつ。

「映画でも見るか?」

「ん?」

「洋画、邦画合わせて数千作は入ってるから、どれでも好きなの選べ。」

俺はそう言って部屋の大型モニターを起動させ、リモコンで映画を選べるよう設定し、牧野に手渡す。

「……すごいっ。ツタヤが全部入ってるみたい……。」
そんな訳わかんねぇことを呟いた後、

「アクション系ね。」
そう言って数年前流行ったアクション系の洋画を選んだ。

この部屋でこうやって映画を見るのは初めてかもしれない。
古いものから最新作まで常時いつでも見れる対応になっていることは知っていたが、見る時間もなかったし、そんな気持ちにもならなかったから。

字幕なしで見ようぜ、という俺に、
何それ自慢?、って睨みながら
『字幕あり』のボタンを押すこいつ。
それをクスッと笑いながら、こいつの肩を引き寄せ映画が始まるのを待つ俺。

そんな些細な一つ一つがくすぐったいくらい幸せに思う。

映画に夢中になること一時間。
ソファに膝を抱えるようにして座るこいつにチラリと視線を送ると、ブランケットの隙間から見える白い足と、ブカブカのシャツの襟元から見える胸の膨らみに、また体がうずき出す。

さっき満足したはずの快感をまた求めて手が出そうになるけど、それを押し殺すだけの理由がある。
…………ゴムがねぇ。
財布にしのばせてたゴムは2つ。
さっきので使いきった。

映画に夢中のこいつを横目に俺は頭をワシャワシャかき混ぜる。
総二郎のヤロウがいつも事あるごとに
『いつ必要になるかわかんねぇから持ってろ』と
無理矢理俺の財布にねじ込んできたそれを、使いきった今、欲望のままに手を出せねぇ。

一人悶絶して頭を振る俺に、
「眠たくなった?」
そう言って首を傾けるこいつ。
せっかく我慢してる理性が簡単に飛ぶ。

俺は一つ大きく息を吐いて、
「ちょっと出てくる。」
そう言った。

「え?どこに?」

「コンビニでタバコ買ってくる。」

「こんな時間に?」

「ああ、映画見てろ。」
そう言って着替えをしようとする俺に、

「あたしも行くよ。」
そう言いブランケットを膝から取るこいつは、白い足が剥き出しになって更に俺を刺激する。

「いい待ってろ。」
少し強めに言った俺を、怪訝そうに見つめてくる。
ったく、バカだな。
せっかくそれとなく黙って行こうと思ったのに、それさえもさせてもらえねぇ。

「買いてーもんがあんだよ。」

「ん?」

「……ゴムだよ。
もうねーんだわ。
だから俺一人で行ってくる。」
その言葉に赤くなりながら、

「いいよ、こんな遅い時間に……。」
そう呟くこいつ。

そんな無自覚なこいつにきちんと教えてやる。
「俺がよくねーの。
おまえといるとしたくて堪んねぇから。
……それとも、ゴムなしでしていいっていう意味じゃねーよな?
それなら、大歓迎だけどよ。」
そこまで言うと、俺の胸をバシッと思いっきり叩いて、

「歓迎するなっ」
って睨む愛しい女。

それに笑いながら、
「すぐ戻る。」
俺はそう言って部屋を出た。

ホテルから一番近いコンビニで深夜にゴムを調達する。
別に恥ずかしくもねーし、なんなら全部まとめ買いしてやってもいい。
そんなことを考えながら夜道を歩く。

そーいえば、最近タバコ吸ってねーな。
前は、3日で一箱なくなるくらいには吸ってたような気がするけど、あいつと再会してからタバコを買った記憶がねえ。
女ってスゲーな…………。

部屋に戻ると、暗闇のなかソファの上で眠るこいつの姿。
映画は一番のアクションシーン。
俺はそのボリュームを少し下げて、ベッドルームから大きめのブランケットを持ってくるとそっとこいつにかけてやる。
そして、ジーンズのポケットから財布と携帯をテーブルに置いてると、

「……んー……帰ってたの?」
と眠そうな声がした。

「ああ、今帰ってきた。
映画、一番いいとこで寝てんのかよ。
ぷっ……明日また続き見ればいいから、今日はもう寝ろ。」
そう言って頭を撫でてやる。
俺はNYからの時差とジェットでの仮眠で眠気はねーけど、こいつは違う。
いつも通り仕事もしてきた後だし、この時間に眠くない訳がない。

夜道の風にあたり、俺の男の欲求もいくらか落ち着き、今日はこのまま休もうと思った矢先、眠そうなトロンとした顔と声で俺を再び男にさせるこいつ。

「……使わないの?」

「あ?」

「せっかく買ってきたのに……使わないの?」
コンビニの袋をチラッと見ながらそう言ってくる。
俺はそんなこいつの足元に膝をついて座り、
「使っていいのかよ?」
そう聞いてやる。

すると、うつむきながら
「……ん。」
と返事が返ってくる。

「なら遠慮なく。」

ソファに座るこいつの後頭部に手を回し、床に膝を着いたままの俺の方へ近付けると、ねっとりとこのあとの情事を連想させるようなキスをする。
こいつをその気にさせるためのキスなのに、一番反応してるのは誰でもなく俺自身。

キスだけで、全身の血流が下腹部に集まるのが分かる。
キスをしながらさっき買ったばかりの袋に手を伸ばし、手の感覚だけでビニールを剥ぎ取っていく。
そして、箱の中から小さな四角いパッケージを取り出すとそれを持ったままズボンのベルトに手をかけた。

唇はこいつに触れたまま、自分のズボンと下着を下ろすのに手間どうくらい隆起したそれにゴムをかぶせると、ソファに乗り上げ牧野に覆い被さった。

それからはゆっくりとこいつを解かしていく。
身に付けるすべてを剥ぎ取って、柔らかいその体を余すことなく堪能していく。
たぶん触れるともうぐちょぐちょに濡れている秘部にも、ゴムをつけた自分のそれで擦り付けるように刺激していく。

挿れてもいねーのに、この痺れるような快感。
それは俺だけじゃねぇはず。
中に挿れるのは、
もっとトロトロになってから……、
もっとぐちょぐちょになってから……、
もう挿れて、とお願いされてから……、
そう思ってるのに、まるでそこは磁石のように俺の固いそれを引き付ける。

「限界……挿れるぞ。」
降参を認めてそういう俺に、

「……ん……きて。」
潤んだ目でそうお願いしてくるこいつ。
ゆっくりと挿れて行きながら、俺はこのまま全身がのみ込まれていくような狂おしい快感に溺れていった。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村

↑ランキングに参加しています。応援お願いしまーす♡

コメント

タイトルとURLをコピーしました